ウィークデイの事務所の仕事は、
まず出勤途中に事務所への到着時間をメールで知らせることから始まる。
外線や所内での私への連絡に対して秘書がより対応しやすいようにと、
いつのころからか始めたのが身に着き習慣となった。
私が弁護士になった時は携帯もなかったからこんな習慣はありようがなかったし、
携帯が普及しても当初は事前のスケジュールで運用していて
ことさら問題はなかったはずである。
記憶は定かではないが、
たぶん出所が遅れて何度も同じ人から電話が入って
そのたびに秘書が同じ応答をせざるを得なかった
というようなことがきっかけで始まったような気がする。
しかしこの習慣は、
逆に、「○○さんから電話がありました」というメールが
秘書から出勤途上の携帯に飛び込んでくるという見返りがある。
場合によっては途中下車してこちらから電話をするという余録もつく。
それでもメールの普及で電話の量が減った感じのする昨今である。
さて到着時間のメールのあて先は、
私をはじめ10名の弁護士が属するグループについている6名の秘書たちである。
「ご連絡ありがとうございます」「承知しました」「お気をつけて」などという
何気ない毎日の返事が、私の心をさわやかにしてくれて、
さあ今日もこれから仕事だなあと仕事モードを高めながら
カードキーで執務スペースに入る。
そして11月5日にはそれにもましてうれしいことがあった。
事務所についてしばらくすると、
グループリーダーを始め私の担当も含む6名の秘書たちがブースにやってきて
大きな包みを渡してくれた。
前日の4日(日)が誕生日であったので、一日遅れのプレゼントをいただいたのだ。
この日もいつも通りにメールで連絡していた到着時間に合わせて
全員が集合してくれたようだ。
これが椅子の背や足元に置いて使えるマッサージ器。
試してみると何とも気持ちがいい。
私が疲れているのではないかという心遣いに感激。
そしてもうひとつはオムロンの活動量計。
私が万歩計をすでに持っていて毎日一万歩歩いていることは秘書たちも知っているはず。
でも私の持っているものはタニタのもので、
毎日何歩歩いたかを記録するべく、手書きで記帳していた。
ところが今回いただいたものはすぐれもの。
小さな台に置くだけでパソコンにつながり、
歩数に加え消費カロリーなどを自動的にパソコンに記録してくれるそうだ。
まだその使い方はこれから教わらなければ分からないが、
既に300日を超えた連続一万歩記録の継続の励みになる。
秘書の皆さんありがとう。これからもがんばりますね。