2011年06月18日

「ノバ・ボサ・ノバ」「めぐり会いは再び」  星組公演

6月東京宝塚公演は、今はトップ中のトップといえる、星組「柚希礼音」主役のショーとミュージカルの二本立てである。
 ラテンショー「ノバ・ボサ・ノバ」は、今は亡き鴨川清作の40年前の作品である。浅草のカーニバルが始まるよりも10年も前なのである。それが決して古さを感じさせない強烈で新鮮なメッセージを発散させる。

 この作品、やはり、ダンスと存在感あっての柚希礼音のいる星組での成功と思う。
 初演の主役は、スータンの愛称で知られる真帆志ぶきである。もう20年くらい前であろうか、どなたか宝塚関係で知り合った先輩に連れられて行った六本木のお店で、退団後のスータンが、このショーのテーマソング「アマール・アマール」を歌ったのを聴いた記憶がある。「ライライライライ」とのこの歌の響きは耳に残る。
 一方、「めぐり会いは再び」は、なかなかしゃれた作品である。ショーとミュージカルと二本立てでどちらもこんなに充実して楽しめる公演はあまり無い。定評のあるお芝居やミュージカルは概ね一本立てで、名作・大作である。
 これだけの名作のショーの再演物とするとミュージカルの方はそこそこかなと思うと、期待を裏切って楽しませてくれる。
 婚活中の若者にも面白い作品かも知れない。人を見抜くのは難しい。人生一度の決断も難しい。さりとて気持ちは動く。迷いも生ずる。まあ永遠のテーマですが。でも楽しいですよ。
 さて、私は18日家内と観劇したのですが、終演後帰りがけの客席で、元星組の毬丘智美さんご夫妻にばったり出会いました。
 ご夫妻の結婚式・ご披露宴には私も出席させていただき主賓としてご挨拶をさせていただいた仲です。退団公演の千秋楽は、最前列で新郎が観劇し、退団のご挨拶のときに、新郎がスポットライトを浴びてご紹介されたのが楽しい思い出です。
 最近このブログのためにカメラを持ち歩いていたので、早速劇場の人に頼んで、客席からステージをバックに4人で記念撮影をいたしました。

左から、ひとちゃんのご主人「タロー」、私の家内「マリー・イートワネット」
 ひとちゃん(毬丘智美)、私「シゲニー・イートン」です。

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