「みわっち」の愛称で多くのファンに愛された花組男役愛音羽麗が
10月14日、東京宝塚劇場花組公演千秋楽をもって歌劇団を卒業した。
千秋楽公演後のフェアウエルパーティーは大勢の人に囲まれて
みわっちらしいお別れであった。
今回の作品「サン=テグジュベリ」は、
もちろんあの「星の王子様」の作者を主人公にした心温まる物語、
また「CONGA」は激しいリズムのダンスのオンパレードで十分に堪能。
みわっちの作品で心に残るものと言えば、
2007年と2008年バウと青年館での主役の作品で「舞姫」。
また今年の「近松、恋の道行」。
(写真は、恋の道行公演時にみわっちのファンクラブがみなさんにお配りしたせんべい三種。)
「花組愛音羽麗」
「近松恋の道行」
「主人公の一つ屋嘉平次の似顔絵」
これらはみわっちの作品としてずっと心に刻まれるであろう。
作品に恵まれた生徒でもある。
舞姫のことは、紙版の「白い雲」54号でもバウの観劇記で書いている。
上京しないのは惜しい作品との批評のあと
東京公演が実現したときの喜びは今でも忘れられない。
また、個人的には2009年太王四神記のスジニや、
2007年アデュー・マルセイユのジャンヌという女役も好きだった。
今年はまたホテルグランドパレスでディナーショーを成功させ
充実ぶりを示した。
(ディナーショー終了後、控室前で)
惜しまれての退団であるが、この活躍にご本人も悔いはないであろう。
退団後の3月、4月に黒木瞳さんらとともに
シアタークリエでの女優初舞台がすでに決まっている。
どんな女優さんになるのか楽しみである。