2012年08月16日

ななこ

7月4日は冷たい雨が降っている日でした。

朝起きて庭をみると何かいます。
庭に出てみると、ほんとに小さな子猫が
冷たくなって倒れていました。
まだ息がありましたので、
早速大きなタオルに包んで家の中に入れてやり、
全身を温めながらミルクを飲ませようとしましたが、
もう自分では飲む力もありません。
スポイドで口の中に少しずつ注ぎながら飲ませると、
蚊のなくような小さな声でなきました。
おそらく母猫を探しているのでしょう。
とにかく動物病院に連れて行くことにしました。

翌日お医者さんから
何とか回復しているとの知らせを受けましたが、
数日後、順調に回復してはいるが、
後遺症が残るかもしれないと告げられました。
左の後脚が動かず引きずっているのです。
原因は不明です。

私と家内が交互に病院に通いました。
女の子なので「ななこ」と名付けました。
7月にうちに来たからです。
うちは子供3人の5人家族、
前にはルルというキャバリア飼っていて、
それが6番目ならば、この子は7番目の家族という意味もありました。

7月11日
まだ左後脚がうまく動かないときの写真です。

でも一週間で表情は生気が生まれてきました。
先生の手の中でまだまだ小さな子ねこちゃんです。

そして驚くことに先生の熱い医療と
スタッフの看護のおかげで奇跡的に回復し、
だんだんと普通に歩けるようになったのです。
そしてななこは動物病院の人気者になりました。

8月16日
発見から43日後の写真です。
発見されたときに先生は
この子は生後1か月から1か月半くらいとおっしゃっていましたので
この日はおそらく生後3か月くらいです。

本当は家族みんなで飼いたかったのですが、
事情があって、この日がななことの別れの日になってしまいました。

ななこが新しい環境で幸せに育っていることを祈っています。

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