私が社外監査役をしている会社がある。
8月10日社内の監査室の監査に
常勤監査役とともに名古屋支店に行き
ヒアリングを行うとともに監査講評に立ち会った。
終了後、会社の方たちと一緒に食事をとる機会があったのっだが、
その時のお店で私は懐かしい文字を見つけた。
「新潟県能生漁港」という文字である。
私は新潟県西頚城郡能生町の生まれ。
現在は合併して糸魚川市に編入となっているが、
まぎれもなく私が幼少期を過ごした
田舎の小さな漁港で取れた魚が名古屋の料理店に届いているのである。
東京では、新潟県の漁港と言えば、
寺泊などが知られている。
また日本海側の漁港と言えば、
水揚げ量では鳥取県の境港や、
富山県の氷見や新湊などが有名であろう。
「能生」など誰も「のう」と読んでもくれない。
相当前になるが、新宿西口で「能生産かに」と書かれて
ズワイガニが売られていたのを見つけて
すごくうれしく思ったことがある。
能生には私が過ごしたころは「能生水産高校」という学校があって、
長期航海の実習船なども停泊していた。
今は名前も現代的に「海洋高校」改名している。
海の男たちの卵だから気も荒く、
小学生のころはそこのお兄さんたちが歩いてくると
怖くてしょうがなかったことを今でも覚えている。