家内と二人で、シアタークリエで瀬奈じゅんのラストダンスを観ました。
これは観劇日と別の日にシアタークリエの前を通りかかったときに写したもの。
懐かしい歌でつづる、越路吹雪の物語。
家内がたまたまあさこのご親族の方と知り合いということもあって、
下級生のころから家内と一緒に応援してきました。
今回の舞台は戦後のミュージカルの歴史が生のように伝わってきます。
そして大女優の越路吹雪にあさこが重なってきて、
そんな大女優に重なるほどあさこが成長したのだと思うと、
泣けてしまいました。
(終演後、楽屋にお邪魔するときには涙は止まると思ったのに、
本人に会った途端にまたあふれてきて恥ずかしい思いをしてしまいました)
「モルガンお雪」のお雪はこの上なくきれいだったし、
「冬の蛍」は、何ともいえぬ日本女性の哀愁と抑えきれない切なさ・・・。
書き始めるときりがなさそうで、
またほかの出演者(みなさんほんとに役者です)や
実在の登場人物(これも小林一三や小林秀雄。
小林秀雄がこんなところに出てくるなんて知らなかった)についても
たくさんのお話があって、もう感動の嵐で、私の手に負えません。
全体のお話の内容は公式ブログや
あちこちに絶賛する評とともに載っていると思いますので
是非そちらを読んでください。
「すみれの花咲く頃」に始まり、「ビギンザビギン」「サントワマミー」
「ろくでなし」「愛の讃歌」「誰もいない海」「ラストダンスは私に」など、
すべてがお芝居の中のセリフがそのまま歌になったような構成で
ただもう素晴らしいステージでした。
あー。またこの歌を聞きたい。
ずっとそんな「観たあと感」が残っています。