2013年03月21日

モアイ。未来に生きる。

夜、仕事からの帰りがけ、
丸ビルの一階ホールを通り抜けようとすると、
大きなモアイ像がある。
丸ビルに鎮座するモアイ像

「Moai未来に生きる」
「モアイがつなぐ日本とチリの絆」との表示。

「モアイ」とは「未来に生きる」という意味だという。
この像は、イースター島の彫刻家が制作し、
5月には津波の被害にあった宮城県南三陸町に贈られる予定という。

91年に贈られたモアイ像が一昨年の津波で損壊し、
改めて今回の寄贈になった。

悠然と未来を見据えるモアイ像のまなざしは、何事にも動ぜず、
かつまた自然に対する畏敬を忘れた現代人の愚かさを嘆くように、
ただただじっと遠い彼方をみつめている。

その目が、私たち人間に、
子孫に禍根を残さず、未来を生き抜いていけるよう、
選択を誤らぬよう問いかけているように見える。

しばらくは丸ビルホールにいるようなので皆さんも一見されるとよい。
ともに謙虚に考えながら未来を見据える価値はある。

ほぼ毎日通るので、翌朝、
ホールの高いところに掲げられた日の丸とチリの国旗が入るように写してみた。
丸ビル1階ホールに掲げられた日の丸とチリ国旗

ページTOP