2004年08月01日

あなたも裁判員

日本でも、一般の人が刑事手続きに関わる裁判員という制度ができました。

重い罪の刑事事件だけですが、有権者の中からくじで選ばれたあなた自身が職業裁判官と一緒に議論を行って、判決に関与するのです。アメリカなどの陪審と異なるのは陪審は陪審だけで有罪か無罪かを決めるのに対し、日本の新しい制度は裁判官と裁判員の合議体で、有罪無罪、量刑のいずれをも決定するという点です。この制度は5年後に開始されます。
職業裁判官のみの裁判制度の中で育った私たちは、民主的司法制度にはなじみがなく、とまどうこと
も多いでしょう。また責任の重さに逃げたくなることもあるでしょう。
この制度を生かすかどうかを決めるのは私たち自身です。みんなでこの制度がうまく機能するよう考えていくことが必要と思います。

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