毎年恒例となっている
私の母校である新潟県立高田高校の生徒の事務所訪問が行われた。
この企画は、総合的な学習として2学年時に行われる「未来クループラン」の一環で
企業を調べ、訪問し、社会の仕組みを知り、
自らの進路を考える一つの契機とする目的で行われている。
昨年の企画終了後に高校から送られてきた報告集によると、訪問先は36企業に及ぶ。
目につく企業を列挙すると、朝日新聞、NTTコミュニケーションズ、
オリンパス、キャノン、サントリー、JTB、新日本製鐵、住友生命、
大成建設、電通、東京海上、東京ガス、東芝、東宝、日本IBM、日本電気、
野村證券、パナソニック、日立製作所、富士通、フジテレビ、本田技研、
マイクロソフト、みずほフィナンシャル、三菱商事、横浜ゴム、リコー、等、
世界的な企業が並ぶ。
しかしそのほとんどが株式会社であり、企業活動である。
法律事務所は、他の企業と異なる職業であることの特色を訴えて、
若い優秀な若者に法曹を目指してほしいという願いからも、
非力を顧みず、訪問受け入れを継続している。
さて、今年の訪問は10月9日、
まず若手弁護士の案内で所内を見学したあと、自己紹介に続き、
生徒たちが準備してきたパワーポイントを利用したプレゼンテーションを受けた。
そして当方の事務所の紹介、そして懇談。
弁護士という職業は、医師が命を守るのと同様、
「社会正義と人権」を旗印に権利を守る職業であることを
少しでも理解してもらえたならば幸せである。