日本弁護士政治連盟主催、恒例の各政党との朝食会のトップを切って
5月31日ホテルニューオータニで開催された。
民主党からは、江田五月最高顧問、仙谷由人政調会長代行、
小川敏夫法務大臣、滝実法務副大臣、横路孝弘衆議院議長、
中井洽衆院予算委員長、小林興起衆院法務委員長、
平岡秀夫前法務大臣、松野信夫党法務部門会議座長、
加藤公一国会対策委員長代理をはじめ総勢24名の国会議員、
日弁連からは山岸憲司会長、荒中事務総長をはじめ、
副会長全員、事務次長全員、弁政連平山正剛理事長らが出席した。
私の司会で、双方のご挨拶の後、
新たに就任した執行部の紹介を荒事務総長よりお願いし、
①法曹養成制度、②東日本大震災への対応、
③全面的国選付添人制度をテーマに意見交換が行われた。
左から中井予算委員長、江田最高顧問、発言する小川法務大臣、横路衆院議長
なお、弁政連では、5月17日に定時総会と会員懇親会を開催し、
新年度の方針を確定し、5月31日の民主党を皮切りに、
6月1日自民党、6月8日公明党、6月13日みんなの党と順次朝食会を開催し、
法曹養成、震災対応などの意見交換を行っている。
公明党との朝食会では、山口那津男代表から、
裁判員制度、法テラスが司法制度改革の成果として高く評価したうえ、
法曹養成制度については、
理念は尊重しつつ現行のロースクール制度の現状を踏まえて
どのように改善するかが重要な課題との認識が示された。
今後、政府、各党、各団体で
法曹養成制度についての議論が集中的に進められることになり、
日弁連としてもロースクールの改革についての方針の策定が急がれるところである。
6月15日には、弁政連の常務理事会が開催され、
鈴木善和幹事長の退任(常務理事に就任)と
出井直樹副幹事長の幹事長就任が決定された。