日弁連の人権擁護大会が10月3日に函館市で開催された。
2日は、シンポジウムがあり、
「原発問題」と「障がいと共生」の二つの分科会に分かれ活発な議論がなされた。
原発問題の分科会では、工藤壽樹函館市長のインタビューが印象に残った。
インタビュアーの兼平弁護士と工藤市長
函館市は津軽海峡を挟んで青森県の大間原発の計画地から30キロ圏内にあり、
避難計画が法令で義務づけられているにもかかわらず、
一切計画に対して意見を述べる機会が保障されていない。
そんなわけで自民党も含め市議会全会派の賛成で
市が原告となって国を被告とする訴訟の提起を決めたとのお話で説得力がある。
さて当日の夜は、私が日弁連次長時代の久保井執行部の懇親会が、
割烹旅館「若松」で開催された。
司法制度改革のまっただ中の激動の一時代を
熱い思いでの共有した皆さんとの話に花が咲いた。
国際ホテルでの懇親会のあと、市内に繰り出し、
東京弁護士会法友会の会合がもたれた。
函館の地に総勢100人近い弁護士が集まり、函館の夜を楽しんだ。
さらに若手を中心にホテルのスカイラウンジで3次会。
当夜はホテルで二泊目。
4日の朝は、早朝朝市を見学し、その後帰京前に函館山を訪ねた。
朝市
函館駅前には、弁護士会の企画を祝うかのように
手入れの行き届いたひまわりがきれいに咲いていた。
背景にロワジールホテルを入れて。「ひまわり」
後日談。
函館市民会館で、実は名刺入れを座っていた座席の下に落としたらしい。
数日後、函館の中学校の先生からお電話をいただき、
中学校の催し物が開かれた際に、会場で中学生が名刺入れを見つけたとのこと。
お二人の善意で無事何人かからいただいた名刺が戻ってきたことに
ほっと胸をなで下ろした次第です。
本当にありがとうございました。