2003年04月06日

弁護士業務第一線で活躍しています

2003年2月の合併により、事務所は弁護士50名を超える規模になりました。法人の事件の処理に当たっては、時間的により効率的に処理するため、また多様な事件に即時に対応するためには事務所を大規模化し、常時臨戦態勢を築くことは重要です。しかし一方、規模が大きくなりますと事務所経営も多くの関係者が納得する公平で機能的な制度を工夫する必要があります。従って依頼者である皆さんとの関係もより効率的な処理の関係からビジネスライクに成らざるを得ない面が出てきます。

しかしながら、私ども弁護士と依頼者である皆さんの関係は、「良く相談を聞いてくれる」「自分の言い分をわかってもらえてた」というような、人と人の信頼関係を基礎に成り立って行くものだと思います。特に個人の依頼者の方の満足度は多面的な要素から成り立っているのだと思います。
従って、私は事務所がどんなに大規模化しようと、今から20年前たった一人で新宿駅南口の甲州街道沿いのビルの17坪の事務所を借りて独立した時の気持ちを忘れないようにしたいと思います。そして20年の間、私と私の事務所を育てて下さいました顧問会社を初め、多くの方々に対するご恩返しの気持ちを忘れず、どのような相談でも親切に対応するよう心がけたいと思います。

このような事務所の転換期に2001年3月より昨年の3月まで2年1ヶ月にわたって事務所を留守に致しましたことは、日本弁護士連合会事務次長という公職のためとは言え、顧問会社、依頼者の皆様方には事件処理や法律相談業務において多大なご迷惑をおかけすることになりました。心よりお詫び申し上げる次第です。
事務所復帰後9ヶ月が経過しましたが、幸いに事務所での業務もようやく順調に軌道に乗って参りました。一日一日の時間には限りがありますが、担当者の配置やしかるべき分野を得意とする弁護士の紹介も含めお役に立ちたいと存じますのでどうぞお気軽に私宛直接ご連絡いただければ幸いです。

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