2015年02月15日

現理事者と次年度理事者の被災地訪問

2月14日~15日に東京弁護士会の26年度の理事者と
次年度理事者合同で岩手県の被災地を訪問しました。

最初に、遠野ひまわり基金法律事務所を訪問。
上山直也弁護士の説明を聞きました。
遠野市には、遠野市、釜石市、大槌町の人口約7万8千人の地域を
管轄区域とする盛岡地家裁の支部があります。
事務所には弁護士が2名在籍しており、仮設への出張相談など
弱者に寄り添う献身的な活動の報告に心を打たれました。
かつては病院だったという事務所の案内を受けたあと、
参加者全員で記念撮影。
遠野ひまわり基金法律事務所前にて記念撮影

続いて釜石市に移動。高台にある釜石市役所。
近代製鉄発祥の地、橋野高炉跡をユネスコ世界遺産へという運動を展開しています。
釜石市役所

夜は、現執行部、次年度執行部の引き継ぎ準備を兼ねた懇親会。

翌日は被災地を巡回。
まずは釜石市の鵜住居(うのすまい)地区へ。
適切な避難誘導で学童全員が難を免れたところもあれば、
防災センターに避難し命を落とした方もおられる。
一つ一つが、残された遺族には解決がまだ遠い。

地区の麓からやや上った常楽寺を訪ねた。
常楽寺
皆さん思い思いに鐘をつく。「一念一鐘」
一念一鐘
大槌町役場から、中央公民館へ。高台からみた町の様子。
復興は、まだまだこれから。
大槌町の様子
町の商店街は仮設店舗
町の商店街は仮設店舗
山田町を通り、宮古の浄土ヶ浜へ。
浄土ヶ浜の景観。
浄土ヶ浜
ウミネコ。
ウミネコ
浄土ヶ浜で記念撮影。
浄土ヶ浜で記念撮影

復興はまだまだこれからです。
当日案内してくださった方たちの説明では、
現在仮設に入居されている方々が、高台に住宅が建設されて入居するには、
まだまだ数年かかるというお話です。
このままでは、復興の遅れで、
仮設住宅で東京オリンピックのテレビ中継を観る方々が出かねないというお話でした。
復興政策の推進のために
もう少し行政の進め方を改革しないとならないと感じた次第です。

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