「安田講堂で開会挨拶」
そして
「懇親会でのマグロの解体の入刀式」
をさせていただきました。
9月9日土曜日、東京大学本郷キャンパスで
日弁連第20回業務改革シンポジウムが開催されました。
メインテーマは「新時代に求められる弁護士の使命と役割」です。
弁護士業務を取り巻く環境の変化に対応して、
九つの分科会、一つのセミナーを同時に開催するものです。
私は、開催地である東京の三弁護士会で構成する実行委員会委員長として
この準備を担当致しました。
開会の全体会は東京大学の本郷キャンパスの中心にある「安田講堂」。
私は、実行委員長として、開会の挨拶をさせていただきました。
開催地の首長として小池百合子東京都知事にも列席していただき、
私に続いてご挨拶をしていただきました。
実は、私にとって、この「安田講堂」は、
青春の一コマというべき思い入れのある場所です。
今から48年前の1969年、
この安田講堂において全学共闘会議の学生と
警察機動隊の2日間にわたる攻防戦がありました。
東大医学部から始まり、全国学園闘争から翌年の70年安保闘争に続く
学生運動の高揚期の歴史の中でも、
安田講堂攻防戦は、その後も語り継がれた大きな出来事でした。
昭和20年代生まれを中心としたこの運動と私も無縁ではなく、
当時、医学部生であった私は、
バリケード封鎖された安田講堂内で開催された
全国医学部学生自治会総連合の大会に出席しておりました。
そんな場所で日弁連が主催する全国的行事の主催者として挨拶できるめぐり合わせに
感慨深いものがありました。
さて、それはさておき、内部はきれいに修復されており、
下見に訪れた時も、落ち着いた素晴らしい会場と感嘆しました。
そんな場所で挨拶する私です。
さてシンポの方は、キャンパス内の福武ホール、小柴ホール、
法学部やロースクールの教室等に分かれて分科会を行いました。
分科会の延べ参加者は約2500名、
多くの方が複数の分科会に出席している関係で、実数は1500名程度。
今までで最高規模の業革シンポとなりました。
シンポの内容は日弁連の機関誌「自由と正義」ほかをご覧ください。
夜は弁護士会館に移っての懇親会。
まずは、中本和洋日弁連会長を中心に、樽酒を開きました。
私と同じシティユーワ法律事務所に所属する
澤野正明第一東京弁護士会弁会長も一緒です。
そして、マグロの解体ショー。
結婚式以来の入刀式をさせていただきました。
マグロは結構固くて、かなりの力を入れてようやく切り離すことができました。
無事、懇親も進み、おいしいマグロも食べ、
二年後の京都同志社大学での開催へのステップは踏めたと思い
ホッとしているところです。