1月23日日本弁護士政治連盟山口県支部の設立総会と設立記念懇親会に出席のため山口を訪れました。昨年、10月10日に中国弁連大会も山口市でしたので3か月ぶりです。
会場の湯田温泉は古くからの由緒あるところですが、そのときは、ゆっくりお湯につかる間もなく30分あまりの合間を縫って、会場近くの中原中也記念館を訪れただけでした。
今回は飛行機の時間の関係で、開始まで1時間の余裕があったので同行の松田純一企画委員会委員長代行と法テラス山口法律事務所を訪ねました。
法テラス山口事務所の古本武男所長弁護士は、スタッフ弁護士の1期生として私の事務所で1年研修をし2007年10月に赴任しました。
古本弁護士は、わざわざ空港に出迎えに来てくれましたが、山口宇部空港から山口までの車中、今から20年前の事故を思い出してしましました。それは萩市の出身の事務所の勤務弁護士の結婚式に家内とともに媒酌人として出席するため山口宇部空港から萩に行った時のことです。地元におられたお姉様の車を新郎が自ら運転して、萩に向かったのですが、カーブでガードレールに激突し横転してしまったのです。幸いにたいしたけがもなく車のドアを上に向けて開けて、出たのを覚えています。
そんなことがあったので古本弁護士には、とにかく「安全運転を」ということでお願いしました。山口では宇部支部の事件もかなりあり、車がなければ弁護士の仕事もできないので、毎日車を運転しており慣れているという言葉を信じて、迎えの親切に甘えました。
法テラスの山口事務所は、今年の1月から弁護士2人体制になり、事務職員2名と4名で、遠くに山なみが見える明るい事務所で楽しくやっている様子でした。隣接している日本司法支援センター山口地方事務所も法テラスの事務局長に案内してもらいました。
それからのホテルでの支部設立総会・記念懇親会は、地元選出の国会議員、秘書の方をお招きし盛大に行われました。山口はもともと日本の政治をリードしてきた土地柄でもあり、弁護士資格を持つ国会議員も2名おられると言うことで、政治に親近感を持っている弁護士も多く、組織率はその段階で全国第3位です。懇親会では、平岡秀夫衆院議員の「津軽海峡冬景色」もきくことができ、楽しく歓談し、若手弁護士とともに夜の街にも繰り出しました。
「津軽海峡冬景色」のカラオケのせいか、翌朝の湯田温泉は雪でした。窓越しに見下ろすと駐車場の車の真っ白な屋根が光っています。
8時の飛行機に乗るための空港への途中、タクシーは雪のためタイヤを装着していましたが、中には、その対策がなくスリップして渋滞の原因になっている車もありました。
冬の山口県は決して南国ではないと実感した次第です