カンボジア法曹事情の視察に行ってきました。
8月5日から9日の日程で、カンボジアの法曹事情の視察に行ってきました。
日本の若手弁護士がカンボジアに常駐し、国際司法援助事業として、民法、民事訴訟法の策定に関与し、法曹養成に活躍している様をこの目で見ることができました。
日弁連国際交流委員会で活躍されている矢吹公敏現東京弁護士会副会長のご協力で、現地のJICAの法支援プロジェクトに従事している神木篤弁護士の非常に親切なご案内で有意義に過ごすことができました。
最初に2002年に開校した法曹養成校、続いてカンボジア弁護士会を訪問しました。カンボジア弁護士会は多くの知識人が虐殺された後、1993年にわずか29人でスタートし、現在640名の弁護士が登録しているとのことでした。
その後、カンボジア司法省訪問、司法大臣との懇談では、日本の裁判員制度への質問が集中的になされ、その説明に大半の時間が費やされてしまいました。
それぞれの団体に対し、山岸憲司東京弁護士会会長のメッセージを持参しましたが、司法大臣からは置物のお土産を頂き、弁護士会会長からは次年度、法曹養成校の学生や若い弁護士のインターンシップでの日本への留学の受け入れの協力を要請されました。
日程の後半は、プノンペンからシェムリアップに移動し、アンコールワットなど世界遺産の観光を楽しみました。
*ブログ内の写真を左クリックすると大きい写真が表示されます。