すでに震災から2ヶ月が経とうとしています。
被災地に入って現地で法律相談を担当された若い弁護士の報告に接し、改めてその献身的な活動に対しては、本当に頭の下がる思いです。
何にもまして、現地では物質的な援助に加え、法律相談、さらには過酷な生活環境の中でカウンセラーや精神科医などによるケアが必要とされていると思います。
東京にいて何も言えた対場ではありませんが、医者、法曹に加え、心のケアをする職種の大切さが、日本ではまだまだ認識のされ方が薄いようです。
医師を増やし、弁護士を増やし、そして、心のケアをする職種を増やすこと、そしてすべての国民にこれらのサービスが安価で提供できること、それでこそ、憲法がうたう「健康で文化的な最低限度の生活を営む権利」を実現するところに近づくのではないでしょうか。
私を頼って相談にこられる方、特に個人の相談者に対してはそのような気持ちを持って接して行きたい、自身の仕事に当たってそう思うことはもちろん、弁護士としての職責を全うすべきすべての弁護士がそのことを基礎におくべきであるとより強く思うこのごろです。
そんなことを考えながら、被災地の現実とはあまりにも異なる雰囲気で恐縮ですが、今日もまたきれいな花が咲いているのも現実です。
連休中の散歩のそんな写真をお送りします。
4月29日
すぐ近くのツツジを画面いっぱいに入れてみました。
4月29日